自信満々な自分を失った結果
私の両親は共に公務員で教員をしていて、下には弟がいます。
幼い頃から両親の影響もあってか読書好きで、自分で言うのも恥ずかしいですが勉強はそこそこ出来る方だったと思います。
中学校では進学コース、高校は進学校入学し、大学も推薦入学でした。
検定試験を受ける時も事前にしっかり勉強し、絶対に1発合格をし、その事が当時私のモチベーションにつながり自信となっていたと思います。
しかし大学を卒業する頃になったとき、ふと「卒業したら何がしたいんだろう。
今まで良い成績を取ってきたのは、ただ単に勉強しないといけない環境だったからじゃないか。」と思うようになりました。
何がしたいか分からないまま大学卒業後は「学校で良い成績を取り、自身満々な自分」がいなくなってしまい路頭に迷った挙句、語学を学ぶ事を口実に台湾に出てきました。
現在は台湾人と結婚し、台湾に住んでいますが、今の生活に疑問を抱いています。
私が留学している間に弟は教員試験を受けて見事に合格し、公務員となりました。
家族の中で自分一人だけ公務員で無いこともどこか心の隅で影を作ってしまっています。
今までの人生の中でどの部分からずれてしまったのか、もう今となってはどうしようもありませんが、ただ前に向かって現状が少しでも良くなるようにもがくしかないようです。